トラブルシューティング¶
問題が起きたら、設定を消す前に次の順で原因を分ける。キャッシュ、証明書、利用者データには個人情報や復旧に必要な情報が含まれ得るため、推測で削除しないこと。
1. 起動とプロキシーを確認する¶
NicoCache_nl を起動し、ブラウザーで http://127.0.0.1:8080/ を開く。バージョンが表示されるなら、ローカルサーバーは起動している。表示されない場合は、次を確認する。
- GUI のログに起動失敗、ポート使用中、設定読み込み失敗がないか
listenPortを変更していないか。変更した場合は URL と PAC も同じポートか- 他のアプリケーションが 8080 を使用していないか
- MSI/ZIP の導入先と利用者データの
config.propertiesのuserDataRootが意図どおりか
http://127.0.0.1:8080/proxy.pac も開き、PAC を取得できることを確認する。
2. HTTPS と証明書を確認する¶
HTTPS のページでキャッシュや書き換えが機能しない場合は、次を確認する。
config.propertiesにenableMitM=trueがあるcerts/ca.cerが生成されている- Windows または使用ブラウザーが CA を信頼している
- ブラウザーの自動プロキシー設定が
http://127.0.0.1:8080/proxy.pacを参照している - Firefox が独自ストアを使う場合、Firefox 側にも CA をインポートしている
証明書警告を無視して継続しないこと。CA を作り直す場合は、現在の certs/ を安全にバックアップし、手動設定の手順に従う。
3. NicoCache_nl を経由しない状態と比べる¶
一時的にブラウザーの自動プロキシーを無効にして、同じページを開く。
| 結果 | 次に確認する場所 |
|---|---|
| 直接接続では正常 | PAC、TLS、NicoCache_nl のログ、追加フィルター・Extension |
| 直接接続でも失敗 | ブラウザー、ネットワーク、ニコニコ動画側の状態 |
確認後は、元のプロキシー設定へ戻すこと。
4. 追加フィルター・Extension を切り分ける¶
標準外の nlFilter と Extension を一時的にサブフォルダーへ退避し、再起動して確認する。直下のファイルが読み込み対象であるため、サブフォルダーに移すと無効化できる。
- 改善する場合: 追加物を一つずつ戻し、原因を特定する
- 改善しない場合: 設定、TLS、キャッシュ、ブラウザー側を確認する
追加物を削除する前にバックアップを取り、標準フィルターや配布物のファイルを不用意に消さないこと。
5. 設定・キャッシュを切り分ける¶
config.properties を編集する前にコピーを作る。設定が原因かを調べるには、NicoCache_nl を停止してから config.properties を一時退避し、再起動する。初期化された構成で改善した場合は、元の設定を少しずつ戻す。
キャッシュの破損が疑われる場合も、まず対象動画だけを削除して再生を試す。全キャッシュを削除するのは最後の手段である。
6. ログと問題報告¶
GUI の各ログタブには検索欄がある。必要に応じて正規表現や大文字小文字区別を使い、発生時刻前後のログを確認する。GUI の「デバッグログを debug.log に記録」を有効にすると、JAR と同じフォルダーの debug.log に記録する。ログは 1 MiB を上限に自動で切り詰められる。
問題を報告するときは、秘密情報・ユーザー ID・Cookie・証明書・秘密鍵を含めないように確認し、次を添える。
OS と NicoCache_nl のバージョン:
使用ブラウザーとバージョン:
利用方法(MSI / ZIP / 手動 JAR):
HTTPS・自動プロキシーの設定:
追加した nlFilter / Extension:
再現手順:
NicoCache_nl を外した場合の結果:
確認したログと対処:
問い合わせ先は サポートサイト を参照すること。