手動インストール(Linux・macOS・Solaris)¶
Windows 以外では、配布アーカイブを展開して Java から起動する。OS のパッケージ名や証明書ストアの操作はディストリビューションごとに異なるため、ここでは NicoCache_nl 側の共通手順を示す。
1. 配布物を検証して展開する¶
配布元から本体を取得し、提供されている SHA-256 を確認してから、書き込み可能な専用フォルダーへ展開する。キャッシュと証明書を含むため、共有・一時フォルダーには置かないこと。
2. Java を確認する¶
手動起動には Java が必要である。現行本体では Java 17・21・25 の運用経路があり、対応する LTS を使用する。
Unix 系の同梱スクリプトを使う場合は、次でも起動できる。NICOCACHE_JAVA で Java 実行ファイル、NICOCACHE_OPTS で JVM オプションを指定できる。
既定ポートは 8080 である。http://127.0.0.1:8080/ にアクセスし、バージョンが表示されることを確認する。
3. HTTPS MitM の設定¶
HTTPS のキャッシュやページ書き換えには、CA と対象サイト証明書が必要である。
certificate-targets.txtの対象ドメインを確認する./genCerts.shを実行する- 生成された
certs/ca.cerを、使用するブラウザーまたは OS の信頼済み認証局ストアへ登録する config.propertiesにenableMitM=trueを設定する- ブラウザーのプロキシー自動設定で
http://127.0.0.1:8080/proxy.pacを指定する
Firefox など独自の証明書ストアを使うブラウザーでは、OS への登録とは別に ca.cer のインポートが必要である。CA を作り直す必要がある場合だけ、certs/ の ca.・site. で始まる生成ファイルを安全にバックアップしてから削除し、再生成後に証明書を登録し直す。秘密鍵や certs/ の内容は公開しないこと。
4. 設定と利用者データ¶
config.properties.default は説明用のひな型である。変更したい設定だけを config.properties に記述する。defaults/ を直接編集すると更新で失われる。
主要な設定は次のとおりである。
| 設定 | 既定・用途 |
|---|---|
listenPort |
待受ポート。既定は 8080。変更時はブラウザー側の PAC も合わせる。 |
userDataRoot |
利用者データの保存先。相対パスはアプリケーションフォルダー基準。 |
cacheFolder |
動画キャッシュの保存先。未指定時は cache。 |
needFreeSpace |
新規キャッシュを停止する空き容量の下限(MB)。既定は 100。 |
cacheThumbnail / thcacheFolder |
サムネイルキャッシュと保存先。 |
enableMitM |
HTTPS MitM を有効化する。CA 信頼・PAC と組み合わせる。 |